高度医療人材養成拠点形成事業 Kyoto-NEXT

臨床研究支援

多機関共同研究とは?

京都大学医学研究科および医学部附属病院は、新規医療を創出するとともに、現在の医療を適正化する役割を担っています。そのために欠かせないのが臨床研究や治験です。臨床研究や治験の結果は科学的エビデンスとして、将来の医療の基準の根拠として参照されます。この時、単一の医療機関での研究結果は他の医療機関ではあてはまらない懸念がもたれるため、様々な医療機関を含む多機関共同研究のほうが、より望ましいと考えられています。ただ、研究者としては多機関で実施することによって、連絡や手続きの負担が増えることになります。

研究に加わる他機関の研究責任者、契約担当者、研究事務担当者等との連絡や書類のやりとりは、数十の機関規模になると大きな作業量になります。 今回、この作業を効率化するため、Googleドキュメントを活用して、連絡や情報の整理ができるツールを開発しました。部分的な機能を一部の多機関共同研究において運用開始し、研究代表医師から、作業の負担が軽減したとの声をいただきました

研究開始後に、予定期間内に目標の研究参加者数に達するよう、順調に進めるためには、多忙な診療現場で疑問点をすぐに解決して研究を進められることが重要です。多くの研究が同時に進められる医療機関では、それぞれの組み入れ基準などをいつでもすぐに確認できるような工夫も必要です。今回、多機関共同研究の参加機関から研究事務局への問い合わせ事項に対して、AIを活用して即座に的確な回答を与えるチャットボットシステムを作成し、一部の多機関共同研究で実運用を開始しました。