臨床研究者養成コース(Master program for Clinical Research: MCR)
京都大学大学院医学研究科社会医学系専攻臨床研究者養成コース(Master program for Clinical Research: MCR)は、2005年に国内ではじめて創設された、1年制の集中的かつ本格的な臨床研究プログラムです。臨床経験2年以上の医師、歯科医師を対象とし、現場の経験に基づく臨床疑問 (Clinical Question) を、実現可能かつ高い次元での研究疑問 (Research Question) に昇華させるための方法論を学びます。
MCR コースでは医学知識は勿論のこと、社会的背景を含む社会健康医学全般、そして最先端の臨床研究にも精通した人材の育成を目指しており、所属する講座・分野の枠組みを超えた情報交換・共有の場が用意されています。各研究室での徹底した個別研究指導も行われており、大学院生は幅広い見識と高いレベルの研究能力を獲得することが可能です。本コースは開設以来約350名の大学院生が修了生として名を連ね、14 名の教授を輩出、3,000 編以上の英語論文などの実績を誇ります。結果としてMCR コースならではのコミュニティが醸成され、指導をする側とされる側が互いに切磋琢磨する環境、すなわち「屋根瓦式教育」が有機的に機能して参りました。
これらの経緯から、高度医療人材養成拠点形成事業「Kyoto-NEXT」の中心的な軸の一つである屋根瓦式教育、そしてアウトカムである「臨床研究の推進」「人材育成」とMCR コースとの間には非常に高い親和性がございます。本 K-NEXT 事業との連携により、次世代の医療を担うリーダー人材の育成に、より一層活発に取り組んで参ります。関係各位のご支援を賜るとともに、関心のある学生の参加も期待しています。

京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 臨床研究者養成コース(MCR)
プログラムディレクター
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康解析学講座 薬剤疫学分野
教授
京都大学学際融合教育研究推進センター・政策のための科学 ユニット長
川上 浩司